4月14日夜に発生したマグネチュード6.4の地震から始まった熊本地震は、強い震度の揺れを繰り返しながら4月16日深夜にマグネチュード7.1の本震が発生しました。
熊本市は全域でライフラインが停止し、4月16日22時時点では40名を超える犠牲者が確認される震災となりました。
熊本県からは14日の発災直後に自衛隊への災害派遣要請が出され、政府も早々に災害対策本部を設置して対応にあたっていますが、本震後も強い余震が続いて おり予断を許さない状況な上に天候の悪化も伝えられています。個人としては義援金を送るくらいしかできませんが、地震が収まることを祈ると同時に犠牲にな られた方のご冥福をお祈り致します。
自衛隊の災害派遣は当初は3000人規模、その後18日までに2万5000人規模まで拡大する方向で調整が進められているそうです。
東日本大震災の時と同様に陸海空の指揮系統を束ねる統合任務部隊（JFT）が設置され、三軍が共同で迅速な対応が取れる体制が整えられています。
自衛隊派遣、２万５千人に増強へ…政府対策本部 2016年04月16日 21時19分
九州には西部方面隊の陸上自衛隊3個師団が配備されていますので、まずはこれらの部隊が即応し、支援体制の構築と共に全国から部隊が派遣されることになると思われます。
海上自衛隊からは、おおすみ型輸送艦1番艦「おおすみ」（LST-4001）が熊本に向かっている様です。
16日昼過ぎに呉港を出航したとの話題がありましたので、AIS（自動船舶識別装置）の情報を元に船舶の位置を確認することができるMarineTrafficにて確認したところ、午前3時時点で宮崎県沖を航行していたようです。