事前予告の予定通り、「アオシマ 1/72 ミリタリーシリーズ No.17 16式機動戦闘車『即応機動連隊』」が発売になりました。

アオシマ文化教材は機動戦闘車の試作バージョンも製品化されていましたので、量産型が出るのは時間の問題と思っていましたが、実際にリリースされるまでには随分と時間がかかりました。

基本的な構造は試作バージョンと大きく差はありませんが、各所のパターンの改善や試作版では省略されていた細部の再現に力が入れられていました。

足回りの基本構造も同様の傾向でした。

試作バージョンでは省略されていたサイドミラーなどのパーツが追加されています。また、今回はオートバイと搭乗兵、そして車両の搭乗兵が追加された点は特徴といえます。

クリアパーツは追加されており、走行時に取り付ける操縦者ハッチの風防が追加されました。

車体全体に滑り止めパターンの再現が追加されたため、情報密度はかなり増えています。

このスケールにおける滑り止めパターンの造形方法は研究途上の感がありますが、自作で再現するには難易度が高い部分ではありますので、再現はありがたいところです。

このキットの特徴としては、移動中の16MCVを再現できる点にあると思います。1/72スケールでは多くの輜重車両が製品化されていますので、これらと絡めた情景を作るには適した構成であると思いました。