事前予告の予定通り、「アオシマ 1/72 ミリタリーシリーズ No.18 12式地対艦誘導弾」が発売になりました。

過去にガレージキットがリリースされたことがありますが高価な製品でしたので、今回の安価なインジェクションキットはありがたいところです。

車体パーツは同シリーズの特徴であるシャーシにパーツを組み付けて行く方式になっています。

キャビンは一体成型、車体のパーツは細かく分割されています。

車輪の構造も同シリーズの特徴を引き継いだ作りになっています。整形色がセミグロスブラックとなっている点は改善点だと思います。

誘導弾の発射装置も細かいパーツで再現されています。誘導弾の弾体も付属しており、これを取り付けることができることを想定した構成になっています。

クリアパーツは同シリーズ水準のパーツとなっています。

キャビンの成型状況も良好です。ここまでの完成度になると作り手として手を入れる余地を見つけることが難しいと思います。

デカールはやや簡素な方式になりました。作る側としては扱いやすいと言えますが、本シリーズの当初のコンセプトがやや変わってきたのかなと感じます。

12SSMは富士総合火力演習の装備展示で実物を見たことがあります。

発射機を立ててしまうと非常に写真が撮りにくくなってしまいますが、この時には細部を撮影することができました。

同じトレーラを使用した03式地対空誘導弾は木更津航空祭で展示されていたものを見ました。パーツ構成は12SSMと大きく差がありませんので、バリエーション展開は固いであろうと思います。