本業の関係で長崎に行ってきました。
九州に行くのは、2017年の福岡以来の今回で二回目。長崎は初となります。
羽田から長崎空港まで空路で進み、その後に佐世保まで自動車で移動しました。天気は残念ながら雨でしたが、東京に比べると随分温かい気候でした。
佐世保は明治期に鎮守府として整備された四軍港(横須賀、呉、佐世保、舞鶴)の一つで、鎮守府を設置することが決まったのは明治19年から港と市街地の整備が行われたそうです。陸地に食い込む形で湾が形成されているため、有史以前から人が居住していた形跡が残っているそうです。
街として発展した時期が明治以降ということで、あまり古い史跡はありません。基本的には軍港として史跡や史跡後が残されており、この建物は佐世保鎮守府凱旋記念館(現市民文化ホール)です。第一次大戦で地中海に派遣された帝国海軍を記念して建てられたそうです。
残念ながら明治期の建物もさほど残ってはおらず、碑のみが設置されている場所もありました。
海軍と共に発展した街ということもありますので、帝国海軍と海上自衛隊の歴史に関する資料館「海上自衛隊 佐世保資料館」がありました。
建物の外には護衛艦くらまのアンカーが保管されていました。くらまは1981年就役、2017年除籍された護衛艦(DDH-144)となります。
山内短五糎砲(呉海軍工廠製)も展示されていました。展示パネルの説明では礼砲として使用されていたもので、平成22年の浚渫工事で見つかったものだそうです。
資料館の中は撮影禁止となっていましたので、残念ながら撮影資料はありません。7階建ての建屋を上から順番に降りてみていく構造となっており、帝国海軍創設から現在の海上自衛隊の活動について展示されていました。
館内は湾に向けて広い窓が設けられていて、停泊している艦艇を見ることができました。
折角、佐世保に来ましたので、本場で佐世保バーガーを食べてみました。
持ち帰り専門店で注文し、佐世保港を見ながら食べることになりました。
港湾の奥に護衛艦が停泊していました。
艦艇の番号からは132の様に見えますのでDD-132「あさゆき」ではないかと思われますが、艦橋の形が違うようにも感じますので異なる護衛艦かもしれません。
佐世保は呉や横須賀と比べると見るものが少ないため、短い時間での観光には向かない印象を感じました。丸一日自由に使える状況であれば佐世保港の中をクルーズするなどの選択肢も取れますので、また違う印象になるかもしれません。