本日、約八年に渡り我が国を率いた安倍総理が会見を開き、辞任を発表しました。
7月より持病の潰瘍性大腸炎が再発していたそうで、ウィルス禍への今後の対策方針に目処がついたタイミングで勇退することを決意されたそうです。
17時からの会見では、まず初めに今後のウィルス禍への方針についての説明が行われました。
事実関係の確認として、クラスタ発生予防策(三密、または集近閉)と経済活動の両立が可能であることが述べられました。次いで、症状に応じた治療方法が確立されつつあることから、40代以下の世代の致死率は0.1%未満と低い反面、死亡者の半分以上は80代以上の高齢者や基礎疾患を抱える人達であることが分かりました。このため、今後のウィルス禍への対策は重症化リスクが高い層へ対して確実に医療リソースを提供できる様に方針を転換することになります。
具体的には、二類感染症としての指定は残したまま運用を変更し、無症状者や軽症者は自宅待機または宿泊施設での隔離として医療リソース枯渇を防ぐと共に、重症化リスクが高い層が集中する施設などへの定期検査を迅速に行える体制を拡充するそうです。
次に安全保障についての述べられ、周辺国の弾道弾に対する新たな対策方針を競技し、法制化に向けた与党調整に入るとの説明がなされました。
いかんせん、国防に関する問題は具体的に述べることが難しい案件であるため、本来は記者が質問して聞き出す努力をしてもらたいところですが、これに触れた記者は全く居ませんでした。(本当に役に立たない連中・・・)
最後に、自身の健康状態に関する説明と辞任の意向が発表されました。
話の要旨としては、第一次内閣の終焉後に巡り合った薬(アサコール)のおかげで体調が回復しましたが、最近はこの薬の効きが悪くなり、6月の定期検診で再発の兆候が確認され、7月中頃から体調が悪化し、8月の検査で再発が確認されたそうです。自身の体調が原因で国民の付託に答えられない状態となったため、総理大臣の地位にあり続けるべきではないと判断したそうです。
今後の動きとしては、次期総理が決まるまでは続投し、決定後に内閣総辞職を行うことになるようです。
情報源の一つとして重宝している文化人放送局でも、会見を挟む形で有識者による情勢分析や解説のライブ配信が行われました。
現在の情勢解説から今後の見通しなど幅広くコメントが行われました。前後の事情を勘案すると、辞任するタイミングとしてはここしか無かったと思われます。
国内問題以上に国際情勢の不安定化が進んでおり、アメリカ – チャイナの冷戦はホットウォーの一歩手前といえる状況となっています。この情勢を考えた場合にもアメリカの大統領選挙の前に我が国の大勢を固め、政治的な隙きを作らないことも大切であると思います。
安倍総理は65歳ですので、体調のコントロールを取り戻せば今後も政治家として活躍する機会は多いと思います。この8年間で多くの実績がありますが、ライフワークとされている憲法改正や拉致問題など解決に至っていない課題は残されていますので、引き続きの活躍を期待したいと思います。
安倍総理、八年間ありがとうございました。