アオシマの1/72ミリタリーモデルキットシリーズの3 1/2t トラック(新型)をベースに12式地対艦誘導弾システムの射撃管制装置を作成の続き。

シェルターの四隅にコンテナを釣り上げるための基部がついています。プラ材にピンバイスで開口して基部を作り、接合面の調整を行った上で接着剤で固定しました。

 

続いてアンテナを取り付ける基部を作成します。この部位の作成は構造の理解と実際の作成に時間がかかり、試行錯誤の末に作成しました。

アンテナの基部は単純な構造に見えて実は細かいという典型でした。基部は二重の構造となっており、コンテナに取り付けられている可動式の基部とアンテナを取り付けるフレームで構成されています。

パーツの展開図を作成し、図面に基づいて0.1mmの真鍮板を切り出します。

曲げ加工や開口を行い形状を整え、ハンダを流して形状を固定化します。

稼働時期のアンテナ基部はコンテナの三箇所に設けられており、必要に応じてフレームに取り付けたアンテナを設置します。右前方の部位のみ異なる形状のアンテナ基部が設けられており、この部分は別のパーツを作成しています。

 

可動部分は構造を再現しており、アンテナの収納状態と展開状態を再現出来るようにしました。

構造物としてのコンテナは概ね完成となります。残すはアンテナの配線を再現する工作となります。