IBG ModelsのIV号戦車初期シリーズの一つであるD型をベースにE型を作ります。

IV号戦車E型は初期シリーズ(A~D型)と中期シリーズ(F~G型)の中間に位置することから、両方の特徴を受け継いだ形状をしています。生産量はD型に次いで多い200両余りとなっており、各戦線に投入されました。

E型自体も生産途上で改善が加えられており、増加装甲を取り付けた形状が知られています。戦闘室の前面・側面にボルト止めされており、更には予備履帯や転輪が積極的に増加装甲として活用されています。

車体はD型の流れを継いだ形状をしていますが、砲塔は中期型以降の形状の新しいものに一新されました。新型砲塔はF型以降の形状に近いものですが、砲塔側面のハッチはD型までの構造が維持されており、後のモデルから見ると折衷案のような形状をしています。

IBG ModelのシリーズでE型がリリースされなかった理由としては、この砲塔の違いがあるのではないかと思われます。

今回はIBG ModelsのD型をベースに作ることを考えています。しかし、国内ではこのキットの入手性が非常に悪くなっており、探し回った結果としてやっと一つ確保しました。

砲塔はAirFixのF型を使用することにしました。こちらのキットも国内での入手性は絶望的な状況ですが、10年ほど前に潤沢に供給されていた時期に購入してストックしていたキットを使用します。

製品の設計時期が四半世紀ほど離れていますので、そもそもの作りはかなり異なっています。どの部位を使い、何処を自作するかの取捨選択を行いながら作ることになります。