オークションサイトで手頃な値段で出ていたため、フジミ製の1/72 KV-107II-5 “しらさぎ” 航空自衛隊救難隊仕様を購入しました。

R0029282

この機体の実物は2009年に既に退役していますが、映画「空へ – 救いの翼 RESCUE WINGS -」にて動く映像を見て以来、気になっていた機体でした。

フジミ模型のこの製品は一応通常販売品ということになっていますが、航空自衛隊の救難仕様機は新品を在庫しているところを見たことがありません。

R0029285

オークション購入の新古品でしたので、部品の破損・欠損は見られませんでした。

フジミのV-107(CH-46)はシリーズ化されていて、陸海空の各自衛隊で採用された機体(KV-107II-3~5)の他に米軍仕様も製品化されています。

R0029288

ミニスケールの模型ではデカール違いのみでバリエーション展開するケースもありますが、このシリーズは細部の違いを再現するために専用のパーツが準備されています。

クリアパーツも救難仕様向けのバブルキャノピーが付属します。

R0029295

デカールの品質は他の製品と大差ありません。

箱の傷み具合からさほど新しいキットではありませんが、デカールは劣化していないようです。

R0029300

車両系の古い模型ではモールドの凹凸が問題となることはさほどありませんが、航空機模型ではモールドが凹凸のどちらで再現されているかは非常に重要な問題です。

このキットの原型は1987年製ですが、機体は全て凹モールドで再現されていました。

 

制作にあたり、「空へ – 救いの翼 RESCUE WINGS -」のコレクターズ・エディションに付属する特典ディスクが参考になります。

本編はUH-60J(SP)が主役機となりますが、物語の冒頭で離島からの急患搬送シーンで本機が登場します。

通常の飛行シーンの他にも後部ハッチの開閉動作も見ることができ、更に特典ディスクでは本機の飛行シーンとコックピット内の様子を写した映像が収められています。